多くの人が毎日限られた時間の中でやるべきことに優先順位をつけて忙しく行動する毎日を送っています。
そんな日々の中でどんな人も考えることを手放して脳を休める時間や習慣が必要です。
心を今だけに集中させることで、脳をリラックスさせストレスが軽減できます。
本記事は、マインドフルネスから考える自分を大切にするための方法と意味についてご紹介します。
1マインドフルネスとは?
マインドフルネスは瞑想や瞑想の要素を取り入れた実践によって、現在の瞬間に意識を向け心の安定と自己理解を促すものです。
このとき過去の出来事や未来への懸念にとらわれず、ただ今この瞬間を受け入れることが重要です。
マインドフルネスを身に付けただ目の前の物事に集中する状態でいられるようになると、自分が感じた・考えたことをあるがままに見つめられます。
そうすると本来感じる必要のない不安やストレスから解放され、相手の考えをあるがままに受け入れられるようになります。
2 自分を大切にするためのマインドフルネスの方法と意味
今の自分の状態に意識を向けて心を整えます。
マインドフルネスを活用した自分を大切にするための方法は以下のようなものがあります。
① 自分の思考・感覚を観察
ex.私は今何を感じているのか→夫の突然死から9か月が経った
ex.今こんなことを考えているな→冷たくなった体を触った感覚が手に残っているな
自分自身を少しはなれたところから客観的にながめ自分の体験を見つめる
② 評価・判断しない
ex.悲しみがわいてきたとき→こんなことで悲しんでいる私はダメだ(決めつけは評価・判断している)
ex.悲しみがわいてきたとき→ああ、私は悲しいんだな(今の感覚をただ受けとめている)
③ 体験を丁寧に感じ取る
ex.つらい気持ち→考えても仕方ない(無視してはいけない)
ex.つらい気持ち→何がどれくらいつらいのか(さらに観察を進めじっくり感じ取る)
④ どんな体験もコントロールしようとしない
ネガティブな体験・感情・思考・感覚→無理やり消そうとしない、執着しない、その体験が自然と消え去っていくのをただ観察する
日常的にマインドフルネスを実践することで、自分に対する理解が深まります。
自分が何を考えどう感じているかをみつめることで自分を知り、悩み・苦しみを乗り越える一歩が踏み出せます。
そして悲しい出来事に対しては、私は悲しいんだとありのままの気持ちを受けとめられます。
悲しんでいる自分をそのまま受けとめると、外側から見ている自分がいたわろうとします。
悲しい出来事をなかったことにするのではなく、今感じている気持ちを丁寧に受け止めていきます。
このような体験を丁寧に受け止めていく作業をしていくことが、自分を大切にすることにつながりますね。
まとめ
本記事は、マインドフルネスから考える自分を大切にするための方法と意味についてお伝えしました。
現在を生きることに集中し自分自身に対して優しくあり続けることが大切ですね。
心を整えて日々の生活を大切に過ごしてみてはいかがでしょうか。